20年後は過半数が肥満に?〜健康・経済に多大な影響も
- 2012年9月21日
- 米国ビジネス
今のままでは2030年までに米国人の過半数が肥満になる、と予測する調査結果が発表された。
ABCニュースによると、トラスト・フォー・アメリカズ・ヘルスとロバート・ウッド・ジョンソン財団は、向こう20年間に肥満が米国人の健康や経済に与える影響を分析した報告書「F as in Fat: How Obesity Threatens America’s Future」を発表した。
同報告書は、このままでは30年までに米国人の50%以上が肥満になり、その結果増える糖尿病、心臓病、脳卒中などの治療に660億ドルかかり、そのために失われる生産性は5500億ドルを超えると推定している。
分析では、11年に英医学誌ランセットで発表された推定法が使われた。今のペースで成人の肥満が増えれば、30年までに50州すべてで肥満率が44%を超える見通しで、39州で50%、13州で60%を超えるという。
これに伴い、10〜20年には… 続きを読む
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