静岡、熊本、大分認定へ FAOの世界農業遺産

 【共同】衰退が懸念される伝統農法や生態系などを次世代に継承することを目的に国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」に、静岡、熊本、大分3県の3カ所が新たに登録される見通しとなった。FAO関係者が24日、明らかにした。

 登録候補地は、29日から石川県七尾市を中心に始まる世界農業遺産国際会議で紹介され、FAO関係者らによる最終選考を経て登録が決まれば、30日の認定式で正式発表となる。登録により、3地域の農産物のブランド化や活性化につながることが期待されている。

 茶の産地で知られる静岡県では、掛川市など5市町が、伝統的な「茶草場農法」を申請していた。茶畑の周りに広がる採草地で、秋から冬にススキなどを刈り取り、茶畑の有機肥料などに活用する仕組み。茶農家が茶草場の草を刈ることで生物多様性が保たれていることなどが、審査関係者から高く評価されている。

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