有害物質の区分や表示で米規制に変更

 有害物質を含んだ製品の区分や表示を改善する政府主導の活動が進められている。グリーンビズ誌によると、連邦政府機関の職業安全衛生局(OSHA)は最近、化学物質の区分方法と化学物質の危険性に関する作業員への伝達方法を定めた新しい規制を発表しており、関連各社やIT企業ではその対策に注力し始めた。

▽65万種類の有害化学物質

 OSHAによると、米国では3200万人を超える労働者が65万種類の有害化学物質にさらされていると予想される。新規制の施行によって、労災を減らし、生産性を高められることから、米国だけで年間10億ドル以上の節約につながる見込みだ。

 OSHAの新規制は、国連が規定する化学物質の区分と表示に関するGHS(世界調和システム)勧告に… 続きを読む

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