スプランク、ハドゥープ対応の分析ツールを投入 〜データ視覚化も向上

 マシン・データ向けのプラットフォームを開発するスプランク(Splunk)は、ハドゥープ(Hadoop)環境のデータに効率よくアクセスして検索や分析を向上させる分析ツールのベータ版を発表した。

 コンピュータワールド誌によると、刻々と生成される膨大な量のデータをハドゥープ環境で管理するための技術を多くの企業が求めており、IT企業の間でも開発が加速している。スプランクの新ツールは、その流れを汲んだものと言える。

 スプランクの分析ツールは「ハンク(Hunk)」と呼ばれ、カスタム開発やデータ移行バッチ処理、データ・モデリングといった面倒な対応を必要とせずに、ハドゥープ環境のデータ資産対応力拡大をもたらす。

 ハンクを導入することで、アドホック・クエリーを使ってデータを取得したり、分析して関係性を調べたりすることができるほか、構造化データと非構造化データの両方に対応し、ペタバイト級の処理が可能となる。

 スプランクの製品責任者クリント・シャープ氏によると、企業は、ハドゥープ環境でのカスタム・ダッシュボードの作成やグラフを介したデータの視覚化に同ツールを活用できる。

 ハンクは、スプランクにとって初の本格的なハドゥープ環境製品。

 シャープ氏はによると、アパッチ(Apache)が配布するオープン・ソースのハドゥープは、基本的にバッチ処理タスクのために最適化されており、アドホック・クエリーのような双方向性という点では不便さがある。

 「当社の目標は、ハドゥープに使いやすいインターフェイスをもたらすことだ」と同氏は話す。

 ハドゥープ環境データの分析を目的とした小規模のツールは、ハンク以外にも開発されている。クラウデラ(Cloudera)のインパラ(Impala)、EMCグリーンプラム(EMC Greenplum)のピボタルHD(Pivotal HD)、さらにオープン・ソースのアパッチ・ドリル(Apache Drill)がある。

 ガートナーが687社を対象に2013年初めに行った調査によると、過去1年の間に大規模データ(Big Data)関連技術に投資した企業の割合は30%で、さらに19%が2013年中に計画していると回答した。昨年の同じ調査では、過去1年間に投資した企業が27%、今後の計画があるという回答した企業は15%だった。

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