同胞団指導者に逮捕命令 エジプト、衝突の恐れも

 【共同】エジプト検察当局は10日、首都カイロの軍施設周辺で8日に多数の死傷者が出た銃撃事件に関連し、群衆による軍施設への襲撃を扇動したとして、モルシ前大統領の出身母体、イスラム組織ムスリム同胞団の最高指導者バディア氏らの逮捕命令を出した。国営テレビが報じた。

 検察当局は、同胞団系の政党「自由公正党」のエリアン副党首にも逮捕命令を出した。同党は事件に反発、支持者に「蜂起」を呼び掛けており、当局が同胞団トップを逮捕すれば、支持者らが過激化し、さらなる衝突に発展する恐れもある。

 軍は、武装集団が8日朝に施設を包囲し発砲や火炎瓶などにより襲撃を開始したと説明。軍兵士が応戦のため銃撃したとみられている。バディア氏はクーデター直後に逮捕されたと伝えられたが、本人は「捕まっていない」と主張。一時拘束されたが釈放されたとの情報もあった。

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