iPS初臨床、正式了承 厚労相、網膜再生で

 【共同】田村憲久厚生労働相は19日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の網膜を再生する世界初の臨床研究を正式に了承した。厚労省は「(研究を)実施してよい」とする意見書を、研究を実施する理化学研究所と先端医療センター(神戸市)に送付。厚労省内での手続きが終了した。

 この後、理研とセンターは実施を正式決定し、患者の選定手続きに入る。理研の高橋政代プロジェクトリーダーは「実際の治療は(厚労省での手続き終了後)1年後くらいだろう」と話しており、移植は早ければ来年夏にも行われる見通し。

 意見書では、がんを作るような変化が遺伝子に起きていないかのチェックなど、移植に使う細胞の安全対策の状況を随時報告するよう求めた。これまで臨床で使われた経験のない細胞のため、慎重を期した。

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