テスラ、加州3位のメーカーに〜高級車販売、ベンツとBMWに次ぐ

 テスラ・モーターズの電気自動車(EV)「モデルS」が、カリフォルニア州の高級車市場で3番目のベストセラーとなっている。

 ロサンゼルス・タイムズが伝えた州新車ディーラー協会の集計によると、2013年上半期(1〜6月)の車種別販売台数は、1位のメルセデスベンツ「Eクラス」が6582台、2位のBMW「5シリーズ」が6077台で、モデルSは4714台だった。同期のテスラ販売総数のうち、約50%をカリフォルニアが占めた。

 モデルSは価格が最低でも6万3570ドル。バッテリー容量が大きく充電1回の走行距離が長いタイプは10万ドルを超える。

 カリフォルニアはEVやハイブリッド車(HV)の人気が高く、上半期の登録台数はトヨタのHV「プリウス」が3万3987台と全体で最も多かった。2位以下は、ガソリン車のホンダ「シビック」(3万1798台)、同「アコード」(3万1576台)、トヨタ「カムリ」(2万7996台)、同「カローラ」(2万6522台)と続いた。

 カリフォルニアでは、新車の売れ行きが全体で12.5%増と全米の7.7%増より勢いがあり、他州に比べると米国や韓国ブランドより日本や欧州のブランドが好まれる。国内ブランドのシェアは前年同期の計27.4%から29%に拡大しており、中でもシボレー、フォード、テスラが急成長しているが、依然として優勢なのはトヨタで、トヨタとレクサス、サイオンの全ブランドを合わせると市場の約21%を占める。ホンダとアキュラは13%、フォードとリンカーンは12%。

 また、乗用車の販売割合は全米では51%だが、カリフォルニアでは63%を占めている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る