透明化へ行動求める イラン核問題で米国

 【共同】米国のマクマナス国際原子力機関(IAEA)担当大使は11日、IAEA定例理事会で、イランのウラン濃縮能力の拡大などについて「憂慮すべき事態だ」と強調、同国のロウハニ新政権が表明した核開発の透明化に向け、今後数カ月の間に具体的な措置を取るよう求めた。

 27日にはロウハニ政権下で初めて、イランとIAEAの協議が開かれる。同大使は、米国には問題の外交的な解決に取り組む用意があると強調。一方で、透明化に進展がなければ「11月の定例理事会でイランに責任を取らせるよう働きかける」として、非難決議案の提出の可能性を示唆した。

 定例理事会では、欧州連合(EU)もロウハニ政権が発言を行動に移すことを期待。日本もイランに具体的な成果を早急に出すよう迫った。イランは12日に発言する予定。

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