どぎつい禁煙広告、効果あり〜10万人以上がやめたとCDC

 生々しい映像や警告文を使った政府の禁煙広告は、米国人の大勢にたばこをやめさせる効果があったという調査結果を、厚生省疾病対策センター(CDC)が発表した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、CDCは2012年、「Tips from Former Smokers」(元喫煙者の証言)と銘打ったテレビ、ラジオ、印刷メディア、屋外広告、デジタル広告による全米禁煙運動に5400万ドルを投じ、英語とスペイン語で禁煙の重要性を訴えた。

 英医学誌ランセットに掲載されたCDC報告書によると、成人の喫煙者および禁煙者5000人以上を対象に調査した結果、広告のメッセージは喫煙者の80%に届き、160万人以上が禁煙を試みたと推定される。そのうち22万人は3カ月のキャンペーン期間が終了した時点でも禁煙を続けており、10万人以上が完全に禁煙した可能性が高いという。

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