LEDランプ、大衆車市場へ〜20年にはシェア20%に

 高級車への採用に限定されてきたLEDヘッドランプの大衆車市場進出が始まっている。

 オートモーティブ・ニューズによると、自動車用照明部品サプライヤー、オスラム(Osram)は、世界のヘッドランプ市場に占めるLEDの割合が、2013年の約2%から20年には20%に達するとの見通しを公表した。

 LEDは耐久性に優れ、小型かつエネルギー効率が高い一方、価格が比較的高いのが難点だ。ハロゲン・ヘッドランプが約20ドル、キセノンが60〜80ドルであるのに対し、LEDはキセノンのおよそ倍が相場だ。

 しかし、オスラムの半導体照明部門のクラウス・アルガイヤー副社長によると、LEDの価格は今後3年程度でキセノン並みまで低下する見通しだ。

 トヨタ自動車は既に、「プリウス」など大衆市場モデルLEDを採用している。

 オスラムは3年前、小型アイスホッケー用パックに似たジェネリックLEDユニットを投入した。比較的廉価にヘッドランプからブレーキランプまで幅広く活用できるのが特長で、GMはキャデラック「XTS」と「ATS」の日中走行用ライトに、フォードと三菱はフォグランプに採用している。

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