TPP首席会合開始 対立分野の問題点整理

 【共同】環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加12カ国による首席交渉官会合が1日、インドネシアのバリ島で開催された。特に議論が難航しているテーマを含め、各国の主張が対立する5分野を協議し、3日から始まる閣僚会合に向けて問題点を整理した。

 交渉関係者は「それぞれのテーマで具体的な議論ができた」と説明している。8日に開かれる首脳会合では、年内の交渉妥結に向けた大筋合意を目指す方向だ。

 首席交渉官会合では、早期に合意できる分野と、難航するテーマの問題点を明確に切り分ける。その上で、閣僚や首脳による会合での政治的判断を弾みにし、交渉全般にわたる合意形成を目指し、交渉妥結への機運を高めることが期待されている。鶴岡公二首席交渉官は会合前に記者団の取材に応じ「各国が協力的、建設的に議論を重ねることによって、大きな成果を実現したい」と意気込みを述べた。

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