化学兵器査察、20カ所以上 シリアは協力的と国際機関

 【共同】化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)のウズンジュ事務局長は9日、ハーグで記者会見を開いた。ロイター通信などによると、ウズンジュ氏は、今後シリア国内の化学兵器関連施設20カ所以上を査察しなければいけないと述べた。またシリア当局は廃棄作業に極めて協力的だとの認識を示した。

 米国とロシアの合意により、OPCWが化学兵器禁止条約に基づいてシリアの化学兵器全廃計画を進めることが決まって以降、ウズンジュ氏の記者会見は初めて。会見で、これまでに査察官らが関連施設1カ所で作業を実施したことを明らかにした。

 OPCWは来年半ばまでの全廃を目指すとした米ロ合意の目標を踏襲。内戦下で迅速な査察活動を実施するという前例のない任務について、ウズンジュ氏はこれまでの声明で「歴史的な挑戦だ」と強調し、査察官の安全確保が最大の課題だとの見方を示している。

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