車の所有コスト〜最も高いのはジョージア
- 2013年10月10日
- 自動車関連
車の所有コストはガソリン価格よりも居住地や運転距離などによって大きな違いがあるという調査結果を、市場調査バンクレートが発表した。
AP通信によると、米国で車の所有にかかる費用が最も高い州はジョージアで、年間4233ドルと全米平均より1000ドル以上高い。2位以下はカリフォルニア(3966ドル)、ワイオミング(3938ドル)、ロードアイランド(3913ドル)、ネバダ(3886ドル)と続く。
一方で最も安いのはオレゴン(2204ドル)で、アラスカ(2227ドル)、サウスダコタ(2343ドル)、モンタナ(2660ドル)、インディアナ(2698ドル)の順。調査は、州の税金や各種料金、平均的な修理代、通勤距離を加味したガソリン代、自動車保険料を基に各地域の自動車所有コストを算出して比較した。
ジョージアのコストが高いのは、車に関する税金や各種料金が高いことと、アトランタ都市圏の通勤距離が長くガソリンを大量に消費することが2大要因となっている。同州では、車にかかる州の税金や手数料が年間平均1952ドルと全米平均の2倍近い。
また、アトランタ都市圏は10郡に広がり、全域を移動できる公共交通機関がないため車の通勤距離が他の都市圏より長く、1人当たりの高速道路走行距離は年間1万1500マイルと、全米平均より約1400マイルも多い。このほかジョージアでは、12年のガソリン価格も全米平均より約10%高く、修理コストは約9%高かった。保険代は全米平均並みだった。
カリフォルニアも税金が高く、修理代や保険代はジョージアを上回り、一般的にガソリン代は本土48州のうち最も高い。ただし、ジョージアほど通勤距離が長くないため、ガソリン代は980ドルと全米平均の1028ドルより安かった。
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