フォード、自動駐車システムを公開
- 2013年10月11日
- 米国ビジネス
フォードは11日までに、自動車が自ら空きスペースを見つけて駐車する技術を公開した。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、フォードはこのほど、自動駐車システム「Fully Assisted Parking Aid」のほか、歩行者との衝突を回避する「Obstacle Avoidance」機能の構想を発表した。
自動駐車技術の開発に力を入れているのはフォードだけではないが、同社のシステムは現在最も包括的な内容になっている。速度が時速18マイル以下に下がると、車載のレーダーと超音波センサー、前部のカメラを使って車が駐車スペースを探す。
見つかった時点でドライバーは車から降りることが可能で、キーホルダー・サイズのリモコンにある駐車支援ボタンを押すだけで、車が自動的に駐車を完了する仕組み。ドライバーが乗り込む場合も、リモコン操作だけで車が自ら駐車区画を出て、ドライバーが乗り込みやすい所まで移動してくれる。
同社の検知技術は走行中も有効で、時速38マイルを超えない間は前方で減速、停車した車や障害物、あるいは歩行者を650フィート先まで見つけられ、ドライバーに警告音を発する。ドライバーの反応が遅れた場合、車が代わってブレーキの作動やハンドル操作を行うという。
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