シート幅18インチなら安眠〜エアバス調査、航空各社は無関心

 エコノミー席の幅が18インチあれば、長時間のフライトでも比較的安眠できるという調査結果が発表された。ただし航空業界ではシート幅が狭まる傾向にあり、各社からはあまり注目されそうにない。

 ビジネス・ウィークによると、ロンドン睡眠センターが欧州航空機大手エアバスの委託を受けて実施した調査では、幅18インチの座席は17インチの席に比べて睡眠の質が53%も改善され、すべての乗客が平常の環境と同じように深く、妨害されずに長時間眠れることが分かった。

 17インチでは睡眠が何度も妨げられ、体力を回復するための深い眠りに就けないといい、センターのイルシャード・エブラヒム氏は「エコノミークラスの長時間フライトでは、1インチの差が快適さに大きな影響を及ぼす」と結論付けている。

 エアバスの乗客快適性責任者で、「乗客の声」を自称するケビン・ケニストン氏は「エコノミークラスとは何かよく考える必要がある」と話した。同社は18インチ幅の座席を長時間フライトの標準にしたい考えだが、同社に座席を設計する権限はなく、生産、販売は行っておらず、航空機を発注した航空会社に座席の種類や配置を指示することもできない。

 航空会社にとっては座席が多いほど収入が増え、ワイドボディの長距離機ボーイング777の場合、横1列の座席数が1990年代の9席から現在は10席に増えている。このように座席の幅は狭まりつつあり、ユナイテッド航空のボーイング787「ドリームライナー」のエコノミー席は幅17.3インチ、LOTポーランド航空の座席は16.9インチとなっている。

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