アルバニア、受け入れ拒否 シリア化学兵器全廃

 【共同】シリア化学兵器の廃棄をめぐり、化学兵器禁止機関(OPCW)は15日、オランダ・ハーグの本部で執行理事会を開き、シリアが保有する化学兵器の大部分を年内に国外に運び出し、第三国で処理することが柱の詳細計画の決定に向け最終調整した。

 米国などはバルカン半島のアルバニアに化学兵器の処理受け入れを働き掛けていたが、ロイター通信によると、アルバニアのラマ首相は15日、シリア化学兵器の廃棄を同国で受け入れることを拒否すると表明した。

 1997年発効の化学兵器禁止条約下で、保有国以外の国で初となる廃棄実施は宙に浮くことになった。内戦下のシリアの化学兵器を迅速に全廃するという前例のない取り組みを達成するため、国際社会は異例の対応を迫られていた。

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