携行武器の制限撤廃 自衛隊、日本人陸上輸送

 【共同】政府は、改正自衛隊法が成立し緊急時の海外での日本人陸上輸送が可能となったのを受け、自衛隊員が携行できる武器の種類を機関銃や拳銃、小銃に限定していた1999年の閣議決定を見直し、制限を撤廃する方針を固めた。与党の了承を得た上で29日にも新たな方針の閣議決定を目指す。政府関係者が22日、明らかにした。

 派遣先の治安状況などに応じた対応を可能にする狙い。新たな方針は、携行する武器を「必要かつ適切なものにする」と明記する方向だ。制限の撤廃で、携行武器の範囲が際限なく広がるとの懸念も出そうだ。

 新方針の下では、小銃や機関銃のような小火器だけでなく、テロ攻撃が発生する危険のある国では、戦車を攻撃できる「無反動砲」の使用も可能となる。ただし、実際には、携行武器は派遣先国の同意を得た上で持ち込む考えだ。

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