7世紀の新石窟発見 バーミヤンで日本隊

 【共同】アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン仏教遺跡で、日本の考古学の専門家らが25日までに、7世紀ごろに造営されたとみられる石窟を新たに発見した。石窟は遺跡中心部から約3キロ離れた谷にあるが、ドーム状の天井と八角形の部屋を持つ様式は中心部の石窟様式と同じで、バーミヤンでの仏教の広がりを知る重要な手掛かりになると期待される。

 新たに石窟が見つかったのは、2001年に破壊された2体の大仏がある中心部の石窟から西へ約3キロのフォラディ谷。調査の結果、石窟は奥行き約4.5メートルの八角形の部屋に高さ約4・5メートルのドーム天井を持つ「円蓋八角堂」とみられ、祈りの場として使われていたと考えられる。

 バーミヤンでは、中心部から周辺に仏教が広がり、中心部の石窟ほど古いとされる。フォラディ谷の多くの石窟は、8世紀ごろに造られたといわれている。

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