少数民族に思想教育強化 中国、新疆とチベットで
- 2013年12月12日
- 世界のニュース
【共同】中国が、独立運動の続く新疆ウイグル、チベット両自治区で今月に入り、少数民族を対象にした大規模な思想教育運動を始めたことが12日、分かった。宗教行為を制限し、反発した住民を次々と拘束しているという。ウイグル族関係者らが明らかにした。
これまで地元当局者が職場や学校などで口頭で行っていた宗教上の指導が明文化され、ウイグル族やチベット族に学習会などを通じて徹底されているという。
習近平指導部は、10月に北京の天安門前でウイグル族の犯行とされる車両突入事件が起きて以降、ウイグル族とチベット族への引き締めを強化。少数民族の間で不満が高まっており、民族対立が深まるのは必至だ。
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