NSC局長が1月訪米へ 連携確認、参拝で説明も

 【共同】日米両政府は、国家安全保障会議(NSC)の事務局となる「国家安全保障局」初代局長に就任する谷内正太郎内閣官房参与が就任後の来年1月に、ワシントンを訪れる方向で調整に入った。具体的な日程は固まっていないが、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと会談するとみられる。日米関係筋が26日、明らかにした。

 日米双方のNSCによる連携を確認するほか、日本側は安全保障関係の情報交換、日米防衛協力指針(ガイドライン)改定や集団的自衛権の行使容認をめぐり意見交換するのが主眼。ただ、米側は安倍晋三首相の靖国神社参拝による中韓との関係悪化に危機感を強めており、両国との関係改善に向けた方策の説明を求められることになりそうだ。

 国家安全保障局は外務、防衛両省を中心に60人規模で年明けに発足する。これを受け、谷内氏はNSC局長として訪米。日米両政府のNSCを通じた情報交換に向け、具体的な協議方法や頻度なども話し合う。

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