首都地下鉄に新車両 川重受注、年内稼働へ

 【共同】首都ワシントンと郊外を結ぶ地下鉄で、川崎重工業が受注し年内に稼働する新型車両が6日、報道陣に公開された。車内にデジタル式の案内表示を取り入れ、座席数も増やした。2018年末までに納入を終える。

 ワシントンの地下鉄は老朽化が進み、車両故障にしばしば見舞われるなど利用客からは不満の声が上がっている。ワシントン首都圏交通局のサールズ最高経営責任者(CEO)は、新型車両の導入で「より安全で快適なサービスを提供できる」と胸を張った。

 川崎重工は、将来の分を含め最大計748両を約14億8000万ドル(約1540億円)で受注した。米国内ではニューヨークなど多くの納入実績があるが、ワシントンでは初めて。岩崎宏治執行役員は「首都に新型車両を納められるのは誇りだ」と語った。

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