米販売店に高額奨励金〜ホンダ、1台当たり3000ドル
- 2014年1月8日
- 自動車関連
ホンダは12月から、米国内の自動車販売店に高額のインセンティブ(販売奨励金)を提供している。
ウォールストリート・ジャーナルによると、ホンダは販売店に対し、2012年同月の販売台数を超えれば1台上回るごとに3000ドルを提供すると説明した。販売店は余剰金を新車の値下げなど販売促進に充てることができる。インセンティブはメーカー各社がさまざまな形で提供しているが、他社に比べて抑制してきたホンダにとっては特筆すべき内容だ。
ホンダの11月米新車販売は、トヨタや日産、ゼネラル・モーターズ(GM)、クライスラーが前年同月を二桁上回った中でわずかにマイナスを記録した。調査会社オートデータによると、業界全体では9.8%増の125万台で、季節調整後の年換算は1641万台と、月別で07年2月以来6年9カ月ぶりの高水準だった。
ホンダは11月、前年同月より224ドル低い1台当たり1896ドルの奨励金を提供した。一方、GMとフォードはいずれも3300ドル以上を提供している。
米国ホンダのジョン・メンデル執行副社長(販売担当)は、前年同月の販売台数が過去最高だったことに触れながら「11月の数字にはいかなる落胆もない」と語った。
販売店に対するホンダの説明によると、1台3000ドルの奨励金は、前年同月比で20%増まで提供される。昨年12月に100台、ことし120台売った店は20台分の6万ドルを得るが、130台売っても奨励金は増えない。
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