新制裁法案には拒否権 オバマ大統領、履行開始を歓迎

 【共同】オバマ大統領は12日、イラン核問題の解決に向けた「共同行動計画」の20日からの履行開始を歓迎する声明を発表した。イランへの追加制裁を模索する米議会に対しては「いかなる制裁法案にも拒否権を行使する」と明確な立場を表明し、履行の障害とならないよう慎重な対応を求めた。

 大統領は「われわれは具体的な進展を得た」として、イランの核開発計画放棄に向けた重要な一歩と指摘。欧米側の取る措置は対イラン制裁の「控えめな緩和」にすぎないとして、譲歩は最小限に抑えたとの認識を強調した。

 同時に「いま追加制裁を科せば、平和的な問題解決への努力を台無しにする危険がある」と訴え、制裁法案には拒否権を行使すると表明。「今こそ外交にチャンスを与えるべきだ」と議会をけん制した。

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