日航787から発煙 バッテリー不具合

 【共同】14日午後4時15分ごろ、成田空港で出発準備をしていたバンコク行き日航707便ボーイング787の胴体下部から白煙が発生しているのを整備士が見つけた。メーンバッテリー内にあるリチウムイオン電池に発熱した痕跡があり、日航は15日、本格的な原因調査を始めた。

 全日空の787が昨年1月16日、高松空港に緊急着陸したトラブルでもメーンバッテリーから発煙しており、ボーイング社がバッテリーを改修したにもかかわらず、不具合が再発した。

 日航によると、当時、バッテリーの充電や使用はしていなかった。バッテリー内にある8個の電池のうち1個が何らかの原因で発熱、電解液が沸騰して気化し、煙となってダクトから排出されたとみられる。発熱した際などに圧力を逃がす安全弁が作動し、格納容器内には電解液が飛散していた。客の搭乗前で、けが人はいなかった。

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