水微粒子、発がん物質分解 パナソニック、発生装置の販売強化
- 2014年1月16日
- 日本発ニュース
【共同】パナソニックは16日、水の微粒子「ナノイー」に、微小粒子状物質「PM2.5」に含まれる発がん性物質を分解する効果があることを確認したと発表した。黄砂に付着し、アレルギーなどの原因となる真菌の繁殖を抑制することも分かった。
空気を清潔に保つ商品の需要は拡大が見込めると判断。今後、自動車や鉄道などのメーカーにナノイーの発生装置を売り込むほか、欧米や、大気汚染が深刻な中国でも関連商品を本格展開する。
ナノイーは空気中の水分に電圧をかけるなどして発生させる。パナソニックは2003年に空気清浄機に発生装置を初めて搭載。脱臭や肌の保湿などの効果も期待されることから、小型化を進め、ドライヤーやスチーマーなど美容家電にも拡大している。
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