イラン参加めぐり迷走 米や反体制派反発で撤回

 【共同】国連の潘基文事務総長は20日、スイスで22日から開かれるシリア和平国際会議へのイランに対する参加要請を撤回した。ネザーキー事務総長報道官が発表した。参加要請の発表から24時間足らず。迷走の背景には、アサド政権支持のイランを批判する米国や反体制派の反発と、それにより会議自体が破綻するとの危機感があった。

 イランは20日、昨年11月の核問題をめぐる合意の履行を開始し、米国も対イラン制裁の緩和に向けた手続きに入ったばかり。核問題では歩み寄りを始めた米国とイランは、シリア問題で溝を埋めることができなかった。

 20日午後、突然設定された会見でネザーキー氏は、シリア移行政府樹立を定めた2012年のジュネーブ合意が和平会議の基礎なのに、イランがそれを認めないと公式表明したことを撤回理由に挙げた。

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