NY株続落、326ドル安 米景気の先行き懸念拡大 円高、一時100円後半

 【共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米景気の先行き懸念拡大で大幅続落し、前日比326.05ドル安の1万5372.80ドルで取引を終え、昨年10月中旬以来約3カ月半ぶりの安値水準となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数も106.92ポイント安の3996.96と節目の4000を割り込んだ。

 3日はアジアや欧州の主要市場も軒並み下げており、世界的な株安の様相を呈した。株安を受けた円高も進み、ニューヨーク外国為替市場では、2カ月半ぶりに一時1ドル=100円台後半をつけた。

 1月の米製造業総合景況指数が大幅悪化したことに加え、米新車販売台数も減少。ともに市場予想を大幅に下回ったことで米景気の先行きに悲観的な見方が強まり、取引終了にかけて徐々に下げ幅を拡大した。幅広い銘柄で構成するSP500指数は40.70ポイント安の1741.89となった。

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