人で初のSTAP細胞か ハーバード大が写真公表 変化する能力を確認中

 【共同】人で初めてとなる万能細胞「STAP細胞」の可能性がある細胞の顕微鏡写真を、ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授のチームが5日公表した。

 日本の理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子・研究ユニットリーダーらとともに開発したSTAP細胞作製法を使い、人の皮膚細胞からつくった。人として初めてのSTAP細胞であることが確認されれば、臨床応用への期待が大きく膨らむ。

 バカンティ教授は共同通信の取材に「マウスのSTAP細胞とよく似た特徴を示している」と説明。さまざまな種類の組織に変化できる能力を持っていることを示す遺伝子が働いているかどうかを詳しく分析している。人での臨床試験については「現時点ではまだ準備していない。十分なデータが得られた段階で米食品医薬品局(FDA)に申請したい」と話した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る