イラン核合意、履行進む 20%濃縮ウラン減少

 【共同】国際原子力機関(IAEA)は20日、イラン核問題報告書をまとめ、核兵器開発につながる濃縮度約20%のウランの貯蔵量について、昨年11月時点の約196キロから約160キロに減少したことを明らかにした。イランが欧米など6カ国と合意した第1段階の措置(共同行動計画)の履行の進展を示した形。

 イランは今月18-20日、6カ国とウィーンで協議し、3月17日に核問題の包括的な解決に向けた本格交渉に入ることで合意。IAEAはイランの同計画履行を「前向きな一歩」としており、同国と6カ国の今後の交渉に良い影響を与えそうだ。

 報告書によると、イランは20%濃縮ウランを希釈したほか、核燃料にも加工。西部アラクに建設中で、軽水炉に比べ、核兵器の原料となるプルトニウムが抽出しやすい実験用重水炉の新たな設計情報も提出し、遠心分離機の組立工場などの査察も受け入れた。

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