進展なければ交渉延長困難 中東和平で自治政府副首相

 【共同】パレスチナ自治政府のムスタファ副首相は20日、イスラエルとの和平交渉について、交渉期限の4月末までに主要問題で進展がなければ、交渉を延長することは困難との認識を示した。共同通信のインタビューに答えた。

 ムスタファ氏は自治政府のアッバス議長に近い有力者。米国の仲介で昨年7月に再開した和平交渉は「枠組み合意」を目指し大詰めを迎えているが、ムスタファ氏は、これまでの交渉で大きな進展はないと指摘、双方の主張の間に残る「溝は大きい」と述べた。

 パレスチナ側は東エルサレムを首都としヨルダン川西岸とガザ地区を領土とする国家樹立が目標。ムスタファ氏は、東エルサレムが首都に認められなければ「和平の可能性はない」と主張した。

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