ホンダ、研究開発センター〜ブラジルにオープン

 ホンダはブラジルのスマレに、4268万ドルを投じて、新しい研究開発センターを開設した。同センターの目的はブラジル市場の需要を満たす車種の開発及び部品やテクノロジーの現地化である。新規雇用者数は、エンジニアリング、購買、研究開発部門で約300名。シャシダイナモメータと汚染物質排出システムに関する新たな研究所が開設され、施設内では、耐久性試験、消耗材測定、部品開発にも取り組む。

 ブラジル・ホンダオートモービルの研究開発部門ジェネラルマネージャーのルイス・ガジラは「研究開発部門の強化はブラジルの顧客の期待に沿う商品開発につながっていく。我々の目標は今後2年間で部品の現地化を推進し、ブラジル向けの特定の車種を開発することだ」とコメントした。

 今回の投資計画に続き、2014年秋にはサンパウロ新工場建設も予定されている。2015年の年内には稼働され、年間20万台を生産していく。IHSオートモーティブは、新工場では新型ブリオ、ヴェゼルが製造され、シティ、シビック、フィットの製造は、2017年からのCR-V同様に、スマレ工場で引き続き製造されると予測している。ホンダのブラジルでの年間生産台数は2013年の13万6766台から27万6000台まで伸びると見られている。

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