クモの巣理由にまたリコール〜マツダが4.2万台、発火の恐れ
- 2014年4月11日
- 自動車関連
マツダは、燃料タンクの通気管がクモの巣で塞がれ、ガソリンが漏れて発火する恐れがあるとして、4万2000台の中型セダン「マツダ6」のリコール(回収・無償修理)を運輸省道路交通安全委員会(NHTSA)に届け出た。
ロサンゼルス・タイムズによると、対象は2500cc4気筒エンジンを搭載した2010〜12年型マツダ6。原因はクモで、エンジンとつながる燃料タンクの通気管に侵入して巣を作る可能性がある。クモの巣ができると通気が滞り、タンク内の圧力が異常に下がってタンクに亀裂が入る恐れがあり、燃料漏れや発火のリスクが高まる。
マツダによると、この問題に関連した発火、事故、負傷者はない。同社は対象モデルの所有者にリコールを通知し、電子制御ユニット(ECU)の再設定や通気管の清掃・点検を行う。
マツダは11年にも同様の問題で09〜10年型のマツダ6を6万5000台リコールしている。この時の原因はカバキコマチグモ(yellow sac spider)で、車の炭化水素に引き寄せられたと考えられる。マツダはその後、クモの侵入を防ぐために燃料タンクの通気口を覆い、ECUの設定を調整するという対策も講じたが、今回再び同じような問題が起きた。
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