米国でも「E10」を発売〜英ゼノス、車体のみ4万ドルで
- 2014年4月14日
- 米国ビジネス
新興スポーツカー・メーカーの英ゼノス(Zenos)は、軽量スポーツカーの量産モデル第1号「E10」を米国でも発売する。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、ゼノスは小規模メーカー、ケイターハムの元経営者が設立した企業で、公道走行が可能なレースカーといわれる「エリアル・アトム」や「KTMクロスボウ」などと競合するE10を今年1月に英国で発表した。その後、米市場参入を目指して米国部門ゼノス・カーズUSAを設立している。
米国でのE10発売は2015年初頭の予定で、価格は3万9500ドルから。ただし、この価格にエンジンやトランスミッションは含まれず、E10は「自動車部品」として販売される。従って普通の自動車メーカーを対象とするさまざなな規制を受けず、多くの州で公道走行が可能となる。
E10は、最大出力200馬力、最大トルク154ポンドフィートのフォード製2000cc4気筒エンジンを搭載できるよう設計されており、搭載後は静止状態から時速60マイルに到達するまで(0〜60mph)の加速が約4.5秒、最高速度は135mphとなる見通し。エンジン供給や搭載を請け負う業者探しはゼノスが支援し、車を完成させるためのコストは約5000ドルとなる見込み。
ゼノスは今後モデルを増やしていく計画で、16年には別のロードスター(2人乗りオープンカー)、18年にはクーペを発売を予定している。
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