パレスチナ合意に「失望」 和平交渉への影響不可避

 【共同】米国務省のサキ報道官は23日の記者会見で、パレスチナ解放機構(PLO)がイスラム原理主義組織ハマスと暫定統一政権発足を目指すことで合意したことについて「失望している」と非難、中東和平交渉への影響は不可避だとの認識を示した。

 サキ氏は会見で、ハマスがイスラエルの生存権を認めないまま自治政府入りすれば、米国が仲介するパレスチナとイスラエルの和平交渉の前提条件が崩れると指摘。「状況は昨日までと明らかに変わった」と述べ、29日の交渉期限の延長に向けた協議を困難にするものだと批判した。

 交渉継続のためにはパレスチナ側がイスラエルの生存権を認め、非暴力を明確に約束することが不可欠だと強調した。

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