修復プログラム配布開始 MS、閲覧ソフト欠陥で 特例でXP利用者にも

 【共同】マイクロソフト(MS)は1日、欠陥が見つかった閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」について、ウイルスなどへの安全性を高める修復プログラムの無償配布を始めたと発表した。4月初めにサポートを終えた基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の利用者にも特例として配布する。

 パソコンなどの設定がプログラムを受け入れる「自動更新」になっていない場合は、マイクロソフトのサイトから手動で取り込む必要がある。

 IEをめぐっては、米国土安全保障省が4月28日、ハッカー攻撃にさらされる危険があるとして使用しないよう警告、代替ソフトの使用を呼び掛けた。日本の総務省も全国の自治体や各省庁に注意喚起していた。

■さまざまなソフトに欠陥 ネットに潜む危険

 マイクロソフトの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」に限らず、欠陥はさまざまなソフトで見つかっている。悪意のある第三者が、ウイルスへの防御が弱い部分を突く形でコンピューターウイルスを送り込む可能性があり、ネット上には常時危険が潜んでいる。

 4月に入り、パソコン利用者に特に身近なソフトで相次いで欠陥が発覚した。通販商品の購入代金などを支払う際に使う暗号化ソフトや、「フラッシュ」と呼ばれる動画の表示に使うソフトだ。

 抜本的な解決には専用のプログラムを使って欠陥を修正するしかない。ソフト開発メーカーが修正用のプログラムを配布するまでは、問題があるソフトの使用をできるだけ避けるのが重要だ。

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