腰痛から守る「スマート・シート」〜リアー、フォルシアなどが開発

 自動車用座席メーカー各社は、ドライバーや同乗者を腰痛から守る「スマート・シート」の開発を進めている。 オートモーティブ・ニュースによると、リアーは長時間の運転時、ドライバーの姿勢を自動的に矯正する「スマート・シート」を開発している。競合するフォルシアは、高級セダン向けに自動調整式の後部座席を公開した。ジョンソン・コントロールズも同様のシートを開発中であることを明らかにした。 スマート・シートはこのほか、操作が複雑過ぎるという長年に渡るドライバーの苦情にも対処できる。リアーによると、ドライバーは何度が調節を試みながら、結局は適切なポジションを見つけられずに不満を募らせる。 リアーが3年前から開発を進めてきた「Proactive Posture Seating」は、シートの圧力センサーから送られるデータを分析した後、コンピュータがシート内にある8つの空気袋の膨張を調節し、乗員の体重を均等に分散させるしくみだ。これによってドライバーはより直立した姿勢になり、長時間運転に伴う疲労を軽減できるという。 リアーのシートは、乗員の身長を記録するためカメラや赤外線センサーの代わりに、乗員がタブレットやスマートフォンに身長や体重を入力するシステムを採用している。乗員はこのほか、腰痛などの持病に関してもあらかじめ情報を入力しておくことができる。

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