対日通信傍受の詳細記述 米、国連代表部を標的

 【共同】米政府による個人情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者の未公表の機密資料に基づいた書籍が13日から、世界各国で発売される。日本政府国連代表部が傍受の対象となるなど、これまで明らかになっていなかった活動の詳細が記されている。

 著者は、元職員から資料の提供を受けて情報収集活動をスクープした英紙ガーディアンの元コラムニスト、グレン・グリーンワルド氏。日本では「暴露 スノーデンが私に託したファイル」とのタイトルで、14日に発売される。

 同書によると、米情報機関の国家安全保障局(NSA)は2010年、国連安全保障理事会で対イラン制裁決議が採択される前に、当時安保理の非常任理事国だった日本の国連代表部などを対象に傍受活動を展開。このころ、同代表部に対してはコンピューターのハッキングなど複数の情報収集手段が用いられていたという。

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