BMW、メキシコ製造を検討〜「ミニ」シリーズ

 BMWは「1シリーズ」「3シリーズ」の生産拠点として、メキシコを候補地とした。

 ドイツの日刊紙「Handelsblatt」によると、ノルベルト・ライトホーファーCEOは、需要増に対応するため、新たな工場建設を計画している。詳しい製造拠点、車種などはまだ明らかにしていないが、イダルゴ州かサン・ルイス・ポトシ州が有力視されている。

 BMWは低採算商品である小型車や、「ミニ」ブランドをメキシコでの現地生産にすることで、利益を押し上げる狙いがある。

 最終的な判断は、2014年下半期にも下される見通し。ユーロ高の影響のもと、小型車や利益率の低い車種などの輸入にかかるコスト削減を目指し、北米での増産に取り組む。

 同社は、サウスカロライナ州スパータンバーグ工場で、大型モデル「X7」を増産し、生産能力を現在の50%増、45万台まで増強する。さらにメキシコ新工場が加れば、北米での生産能力は60万台まで向上できる。

 BMWは現在、「ミニ」ブランドをイギリスのオックスフォード工場で製造しているが、そこでの生産能力の26万台に加え、今夏よりオランダで新たに生産拠点を設け需要増に対応する。

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