現地サプライヤー候補発表〜アウディ・メキシコ
- 2014年6月11日
- 自動車関連
アウディ・メキシコは、メキシコ新工場での生産におけるQ5用部品のうち、北米からの調達目標をまずは65%とし、長期的には90%まで伸ばすと述べた。これから10年で、同工場のあるサンホセチエパの南部に位置するサプライヤー・パークの従業員1000人と合わせて20000人の雇用を産出できると予測している。サプライヤー・パークの操業は今年度末、Q5の製造は2016年にそれぞれ開始予定。同社は、「北米の大きな成長を期待しており、積極的な調達戦略が必須。アウディの現地サプライヤーはトップクラスの称号を保有していることが何より大切となる」と述べた。現在、サプライヤーは選定中で、最高のクオリティーと信頼のおける配送能力が重要な審査要因となる。アウディによると、北米自由貿易協定(NAFTA)地域で100以上存在するサプライヤーの中から7社が同社のサプライヤー・パークへの候補に挙がっている。
アウディは、次世代Q5の生産拠点をドイツ・インゴルシュタッドからメキシコへ移そうとしている。中国以外の国際市場に供給する為だ。同モデルは2010年から追加生産を中国で開始し、次世代バージョンも引き続き行う予定だ。ドイツからメキシコへのシフトは、中南米での自動車産業の成長や、NAFTA加盟国への供給が狙い。ドイツ本国の電力代高騰も影響している。
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