日本のカーナビ企業の逆襲

 日本のカーナビシステムのメーカー各社は、ここ数年のスマートフォンの打撃からの回復を狙っている。パイオニアは、最新ナビゲーションシステム、カロッツェリア・サイバー・ナビを、ホンダのハイブリッド車レンタカーに搭載開始する。同システムはフロントガラスに道路情報を表示するため、ドライバーは前方に集中できる。価格は2900ドル前後が予定されている。パイオニアとしては、レンタカーで事前に体験してもらい、正式発売後の売上げの伸びに期待をかけている。

 一方、JVCケンウッドは、既存のナビゲーションシステムに装着可能な、個別のヘッドアップディスプレイを売り込む。10万円という低価格で需要を伸ばそうとしている。同様にクラリオンは、画面を使用せず、グーグルと日本のイナゴ社の音声認識技術を導入したナビゲーションシステムを発売する。パイオニアとアルパインは、音声指示で地図を表示したり、音楽を操作したり、メッセージを送信したりできる、アップルのカープレイに合わせたナビゲーションとオーディオのシステムを開発する予定だ。

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