日本のカーナビ企業の逆襲

 日本のカーナビシステムのメーカー各社は、ここ数年のスマートフォンの打撃からの回復を狙っている。パイオニアは、最新ナビゲーションシステム、カロッツェリア・サイバー・ナビを、ホンダのハイブリッド車レンタカーに搭載開始する。同システムはフロントガラスに道路情報を表示するため、ドライバーは前方に集中できる。価格は2900ドル前後が予定されている。パイオニアとしては、レンタカーで事前に体験してもらい、正式発売後の売上げの伸びに期待をかけている。

 一方、JVCケンウッドは、既存のナビゲーションシステムに装着可能な、個別のヘッドアップディスプレイを売り込む。10万円という低価格で需要を伸ばそうとしている。同様にクラリオンは、画面を使用せず、グーグルと日本のイナゴ社の音声認識技術を導入したナビゲーションシステムを発売する。パイオニアとアルパインは、音声指示で地図を表示したり、音楽を操作したり、メッセージを送信したりできる、アップルのカープレイに合わせたナビゲーションとオーディオのシステムを開発する予定だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る