異常接近「緊張高める」 米、連絡体制構築促す

 【共同】米国務省のサキ報道官は11日の記者会見で、中国軍戦闘機が東シナ海上空で再び自衛隊機に異常接近したことについて「国際空域での飛行の自由を妨害するいかなる試みも地域の緊張を高め、不測の事態が起きるリスクを増大させる」と批判した。

 サキ氏は、全ての国が航空機の安全を尊重し、対立を平和的に解決するべきだと強調。「海や空でさらに偶発的事件が起きるのを防ぐために危機管理の手順を整える必要がある」と述べ、日中が緊急時の連絡体制を早期に構築する必要があるとの認識を示した。

 異常接近があったのは、東シナ海の日本の防空識別圏と中国が設定した防空識別圏が重なる空域。米政府は中国の防空識別圏を受け入れない立場を明確にしているが、サキ氏はこの日の会見で防空識別圏の問題には言及しなかった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る