韓国首相の留任決める 候補辞退相次ぎ朴大統領

 【共同】韓国の朴槿恵大統領は26日、旅客船沈没事故をめぐり政府対応の不手際の責任を取り4月下旬に辞意を表明していた鄭 烘原首相(69)を留任させることを決めた。大統領府が明らかにした。

 朴氏が鄭氏の後任に指名した首相候補は資質などをめぐり世論の批判を受け、2人相次いで就任を辞退していた。3人目の人選も失敗すれば政権が窮地に陥るのは必至で、現職の鄭氏を続投させる無難策を選んだ形だ。

 ただ朴氏は新首相指名で国政運営を立て直す方針を打ち出し、鄭氏も沈没事故の責任を取ると表明していただけに、留任には批判も出そうだ。

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