ドイツの議会調査もスパイか 米に情報提供の要員逮捕
- 2014年7月5日
- 世界のニュース
【共同】ドイツ連邦検察庁は4日までに、ドイツの情報機関、連邦情報局に所属する男(31)を逮捕した。ドイツメディアによると、男は米情報機関の指示を受け、米国家安全保障局(NSA)の盗聴問題を調査するドイツ連邦議会(下院)委員会について情報収集し、米側に報告した疑いが持たれている。
NSAはドイツ国内で広範な情報収集活動を展開していたとされ、昨年10月にはメルケル首相の携帯電話を長年盗聴していた疑惑も発覚。連邦議会は今年3月に調査委員会を設置した。連邦検察庁は首相携帯盗聴をめぐり6月に正式捜査に着手、男の逮捕は米独間の新たな火種になる可能性がある。
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