東部ハリコフに調査拠点 マレーシア機撃墜

 【共同】ウクライナ外務省当局者は18日、同国東部で起きたマレーシア航空機撃墜の原因を究明するため、調査委員会の拠点を東部ハリコフに設置することを明らかにした。犠牲者の遺体もハリコフに搬送し、身元の特定を急ぐ。

 一方、欧州安保協力機構(OSCE、事務局ウィーン)は18日、国際監視団のメンバー17人が東部ドネツク付近の現場を視察した際、武装勢力に制止され、機体の残骸などに自由に近づけなかったことを明らかにした。19日に再調査を試みる方針だが、親ロシア派が妨害する可能性もありそうだ。

 ウクライナ外務省当局者によると、調査委は18日に初会合を開き、国際基準に従ってウクライナ政府と国外の専門家らが協力しながら原因の解明を進めていくことを確認した。ハリコフの拠点では、これまでに発見された181人の身元確認に当たるとともに、機体の残骸などを鑑定する。

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