骨髄移植でHIV低下事例 エイズ会議関連会合で発表

 【共同】エイズウイルス(HIV)に感染した男性2人に骨髄移植手術を行ったところ、ウイルスが検出できないレベルまで低下したとする事例を、オーストラリアの研究チームが19日、同国メルボルンで開かれた国際エイズ会議の関連会合で発表した。オーストラリア放送協会(ABC)などが報じた。ドイツなどでの先行例に続く事例。

 2人はシドニーの病院で数年前に骨髄移植手術を受けた。1人はHIVへの耐性があるとされる特殊な骨髄の遺伝子を持つドナーからの移植を受け、もう1人は耐性のないドナーからの移植だった。2人は現在もHIVを抑制するための抗ウイルス薬治療を続けている。

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