交渉終盤、年内妥結も TPP参加1年
- 2014年7月22日
- 世界のニュース
【共同】日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加してから、23日で1年がたつ。年内の妥結を視野に交渉は終盤を迎えている。ただ「聖域」とするコメなど重要5項目の関税で譲歩していないことから、大胆な市場開放を求める米国などとの主張の隔たりは大きいままだ。交渉漂流を懸念する声も上がる。
「年内妥結に向けて、最大限の努力をするという共通認識を持つことが大事だ」。甘利明TPP担当相は15日の記者会見で、年内妥結への意欲を示し、各国へ交渉加速を促した。
昨年7月の日本の交渉参加以降、閣僚会合は5回開かれた。参加国はことし11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が大きな節目になるとにらみ、次回の閣僚会合を「最後の交渉の場」(交渉関係者)とすることを目指している。
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