米探査車、走行距離トップ 火星で40キロ、旧ソ連抜く

 【共同】2004年から火星で活動を続けている米国の無人探査車「オポチュニティー」の走行距離が40キロを超え、旧ソ連の月探査車が持つ地球外での走行記録を抜いて世界一になったと、米航空宇宙局(NASA)が28日発表した。

 火星では12年から後継のキュリオシティーが活躍しているが、オポチュニティーは着陸から10年を経て、今も健在な長寿探査車。NASAの研究者は「当初は1キロ程度の走行しか想定していなかっただけに、すごい快挙だ」としている。

 NASAによると、火星に着陸してから今月27日までのオポチュニティーの走行距離は40.25キロ。1973年に月に着陸した旧ソ連の探査車ルノホート2号が5カ月足らずで打ち立てた39キロの世界記録を上回った。3位以下には、アポロ計画の飛行士が月面で運転した探査車などが名を連ねている。キュリオシティーの現在までの走行距離は8.6キロ。

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