アマゾン、立体印刷サービスを立ち上げ 〜 カスタマイズできる小物を販売

 アマゾン(Amazon)は、立体印刷サービスの新たなオンライン・ストアーを立ち上げた。

 ロサンゼルス・タイムズによると、アマゾンの新たな立体印刷サービスでは、個人向けの小さな人形や花瓶、装飾品、スマートフォン用ケース、おもちゃ、骨折治療用ギブスといった200以上の小物類を、消費者の好みにもとづいて立体印刷し、一般的なオンライン商品のように購入者に配達する。

 立体印刷を受注する業者はすでにいくつかあるが、カスタマイズできる小物類の立体印刷を手がけるサービスを大手が消費者向けに提供するのはアマゾンが初めてだ。

 「カスタマイズできる立体印刷をウェブサイト経由で簡単に注文できるようにするところに同サービスの重要性と意義がある」とアマゾン・マーケットプレイス・セールスのペトラ・シンドラー=カーター部長は話す。

 立体印刷機は近年、数百ドルで買える消費者向け機種も出始めているが、オートCADを使った設計図作成が必要であり、一般的消費者が何も知らずに使いこなせるほど簡単ではない。

 アマゾンは、同サービスによって立体印刷物の注文を消費者市場に普及させ、業界最大手の地位を狙う。

 同サービスは、オンラインいちばを介して色や大きさ、格好、質感といった要素を自由にカスタマイズできる点を武器に、25〜100ドルという手ごろ価格に設定されている。

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