全世界をソーラー発電にすると、パネル面積はWバージニア程度

 地球上の電力需要を全てソーラー・パワーで賄うとすれば、必要なソーラー・パネルの面積は2万5000平方フィートで、ウェストバージニア州より少し広い程度になるという試算を、独ブラウンシュヴァイク工科大学の学生が行った。

 オイルプライス・コムによると、学生のナディーン・メイさんが卒業論文で試算に取り組んだ結果、必要なパネルを各国に均等に配分した場合、1国当たりの面積は127.5平方マイルと比較的狭くなることが分かった。ただし、国土面積が295平方マイルしかないバーレーンのような小国も多いため、実際には広い国ほど多くのパネルを置く必要がある。

 2030年の世界エネルギー需要を満たすために必要なパネルの配置方法を探った米団体ランド・アート・ジェネレーター・イニシアティブ(LAGI)は、パネルの4分の1をサハラ砂漠に配置している。すべてをここに置かない理由は、インフラを分散することで長距離送電で避けられない電力の損失を減らし、設置や手入れの負担を分担させるためだという。

 歴史上、石油、金属、穀物といったコモディティは紛争の種になることが多く、現在世界の産油上位10カ国のうち2カ国は紛争中、5カ国は政情不安定となっている。このため各国がエネルギー自給を目指す方が得策で、ソーラー発電はそれを可能にする方法の1つと考えられる。

 日射しの強い国はソーラー発電で有利だが、ドイツでは14年、ソーラー発電量が前年から34%増えており、高緯度の場所でもソーラー発電が存続可能なことを証明している。ただし現在の技術では太陽エネルギーの20%しか電気に変えられず、エネルギー源として世界に普及させるには効率を一層高める必要がある。

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