新しい軟骨作製法開発 横浜市立大、発生を再現

 【共同】横浜市立大の武部貴則准教授らの研究チームは10日、人間の軟骨ができる過程をまねることで、体外で軟骨を作り出す新しい手法を開発したと、米医学誌に発表した。将来的に、先天的な顔面の変形やけがなどの治療で、作った軟骨を利用したいとしている。

 成熟した軟骨組織には神経も血管もないが、チームは今回、胎児の体内では成長の初期段階の軟骨組織に一時的に血管が入り込んで、必要な細胞が活発に増殖していることを突き止めた。

 そこで、耳から採取した軟骨のもとの細胞に、へその緒に含まれる血管になる細胞を混ぜて培養すると、2日間で血管のような構造が入った直径約3ミリの球状の塊ができた。これをマウスの背中に移植すると、1カ月後には成熟した軟骨組織になったという。移植に使う塊は凍結保存ができることも確認した。

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